エジプトで生活を始めて戸惑ったことの一つに、ガスコンロとオーブンの使い方がありました。
日本と同じ感覚でつまみを回すと火がつかない、消したつもりが超弱火のまま…。
この記事では、エジプトのガスコンロとガスオーブンの使い方、日本との違い、そして実際に使ってわかったコツをまとめます。
これからエジプトに移住予定の方や、現地で困っている方の参考になれば嬉しいです。
エジプトのガスコンロとオーブンの使い方|日本との違いと注意点
エジプトのガスコンロの使い方
① 点火方法が日本と違う
- 押しながら点火つまみを回してガスを出す
- 別で火花 or チャッカマンで点火する(正式名は点火棒(多目的ライター)だそうです!)
- 機種によっては点火つまみを押し続ける必要あり
ガスコンロにお星様の絵のボタンがあれば、点火つまみを捻ってガスを出しながらこのボタンを押してください。カチカチ音がして火花が出て点火できます。点火したらボタンから手を離して大丈夫です。

このボタンがない古いタイプであれば、ガスを捻って出しながらチャッカマンで火を点けます。
私は最初、この絵の意味がわからず、ひねるとガスの匂いがするのにカチカチ音がしないし、火もつかないし、夫を呼んでも家事レベル0のため、ガスを回してタバコのライターで火をつけて、「毎回ライターで火をつける。」などと適当なことを言われて、困りました。
ガスにタバコのライターを近づけるのが怖くて嫌のに、訪ねてきた親戚に茶を入れるように夫に言われて、うぇーとなっているところに、たまたまキッチンに来た甥が「何してるの?」と教えてくれなければ、今でも毎日怖い思いをしていたことでしょう。
因みに、このガスコンロのボタンは左から、点火、オーブンのライト、グリルが回転するボタン、オーブンのファンのボタンです。
② 火の強弱のつまみが逆
【日本】
- つまみを 押しながら左(反時計回り)に回す → 点火
- 左に回すほど火力アップ
- 右(時計回り)に戻す → 弱火 → 消火 右=弱くなる/消える
【エジプト】
- つまみを押しながら左(反時計回り)に回す → 点火
- 左に回すほど火力ダウン
- 右(時計回り)に戻す → 弱火→強火 右=強くなる/消える
※強火と弱火が日本と逆。最後まで回すと超弱火になる。
エジプトのガスコンロではボタン式はまだ見たことがありません。
ひねってガスを出すタイプが多いと思います。火の強さは最後まで回して点火に近いところが弱火、火を止めるマークの近くに強火があります。日本と反対です。
ガスコンロに書かれている絵をよく見ればわかるのですが、火の強さの回しが逆なことで、吹きこぼれそう!と火を止めたかったのに強火にしてしまい、失敗したことがあります。
メーカーが違うお義姉さんズのガスコンロも同じ作りでした。そしてお義姉さんズはどちらも古いタイプで毎回ガスを出してマッチで着火しています。私はまずマッチが使えなかったです。

③ 安全に使うための注意点
- 火は必ず目視確認
- ガス臭いときは一度止めて換気
- 最初はゆっくり操作する
- タバコのライターではなく、着火棒(チャッカマン)が安心
エジプトのガスオーブンの使い方
① チャッカマンで点火するタイプが多い
- 扉を開ける
- ガスを出す
- 火を近づける
うちのオーブンの点火場所です。ガスを出してこの穴にチャッカマンを近づけます。
目視で火がついたことを確認します。

② 温度表示がないまたは数字のみ
- 実際の温度は不明
- 体感で覚えるしかない
我が家は数字もありません。。
家電屋さんで色々見ていた時にオーブンの温度目安が点火つまみのまわりに書かれたガスコンロがあって良いなぁと思ったのですが、ちょうど品切れだったため諦めました。
そのほかオーブンタイマー付きもありましたが、あのタイマーはオーブンの火を消す機能なのか、ただのキッチンタイマーなのか。店員に聞いたけど不明でした。たぶんガスコンロの構造的にただのキッチンタイマーです。
③ 焦げやすい理由
- 下火が強い
- 鉄板が薄い
- 予熱時間が安定しない
実際に使ってわかったコツ
- 点火はガスを出してから点火ボタンを押すかチャッカマンで火をつけるので、片手では無理。必ず両手を使う。
- オーブン温度は予熱も含め、オーブン用温度計がないと温度は勘が全て。
- オーブンは、下火が強すぎて焦げ付くのを防止するため鉄板を2枚重ねた方がいい。
- 最初は様子を見る
- 下のガスオーブンを使いながら、上のガスコンロで他の料理をしてもガスが弱くなることはない。
- ガスコンロの上部をアルミホイルで覆うと掃除が楽。日本にあるようなガスコンロのアルミカバーは売ってない。
- ガスコンロ上部のガラスの蓋はいらないと思っていましたが、風が強い日にキッチンの窓や換気扇から砂が入ってきたので、使用していない時に蓋をしておくのは有用と学びました。
- オーブンを使ったレシピは、日本の繊細な温度調整が必要なレシピより、海外の大雑把なレシピの方が失敗がない。特にケーキ。170℃で30分焼いた後150℃に落として30分みたいなレシピは難易度が高すぎました。
ガスオーブンは電気オーブンよりも火力が強いと予備知識はありましたが、ちょっと強めどころではなかったです。
うちのオーブンは下火が強すぎるのを微調整する機能もないので、底が焦げ付く時には付属の鉄板を下の段に入れて、付属の網の上に食べ物を置いて焼くと底が焦げ付くことはなくなり、上手くいきました(物理的になんとかした)。
底が焦げ付く時は、こんな感じで網を使うと上手くいきました。

ガスコンロのアルミカバーが売られていない(見つけられないだけ?)ので、アルミホイルで覆っています。これは新婚の姪がやっているのを見て真似っこしています。

エジプトのクッキングペーパー
エジプトの普通のスーパーでもクッキングペーパーは売られています。
ですが、品質がイマイチな感じがします。クッキーを焼いたらペーパーも茶色く焦げてしまい、ケーキを焼くとケーキがペーパーに張り付きました。
ニンジンにオイルを絡めて焼いた時にはクッキングペーパーにニンジンがくっついた上に、クッキングペーパーが黒く焦げつき、危なかったです。クッキングペーパーが直火で焼けてしまう感じです。
二重にしたり、火の強さを調整しようとしたり、オイルの量を増やしたり減らしたり色々試しましたが、品質が良いものを買う方が早いです。カルフール(外資系の大型スーパー)で売られていたヨーロッパからの輸入品やIKEAのものであれば、大丈夫でした。
アルミホイルの品質は、どこで買っても特に問題はないと思います。
野菜のグリルぐらいだったらクッキングペーパーではなくてアルミホイルで十分だし、掃除も楽ちんでした。
(余談)オーブンの便利な使い方
1. 料理の温め直し
エジプトのお義姉さんがやっているのを見て覚えたのですが、食べ物を温め直すのにもオーブンは使えます。温める時には焦げ付くほど長時間は入れませんので、鉄板は二重にしなくても大丈夫です。
うちは電子レンジを買わなかったので、色々オーブンで温めています。
やり方は、オーブンに着火して、温めたい料理をオーブン可能な容器に入れて必要であれば水を少し足します。
5分くらい予熱したあと、温めたい料理をオーブンに入れて、7分から10分弱火で入れておくだけです。火を消した後も入れっぱなしにしておけば、他の料理が出来上がるまでに冷めることもありません。マハシやグリルチキンなどの温め直しにもおすすめです。
フティール(エジプトのパイみたいな、デニッシュ生地みたいな軽食)は追加水分なしでアルミホイルに乗せて予熱したオーブンに入れると、数分で外はパリっとして美味しく温められます。
2. オーブン煮込み
大きめのお肉が入ったシチューやトマトスープの下拵えをして、アルミホイルで容器ごと包んで、オーブンに入れて待つだけです。
私はお肉は旨味を閉じ込めるため、野菜は煮崩れ防止のために、フライパンで軽く両面を焼いてから全ての材料を入れてオーブンに入れています。水分は多めに入れています。
オーブンの火は中火寄りの弱火です。
途中で混ぜたりする必要がなく、2、3時間放置しておくだけで塊のお肉がほろほろになって野菜が溶け込んだ美味しい煮込みが出来上がります。ずっと火の前にいなくても良いので楽ちんです。
まとめ|エジプトのガスコンロは慣れれば問題なし
- 最初は戸惑う
- でも数週間で慣れる
- 海外生活の小さな違いのひとつ
これからエジプトで生活する方の参考になれば嬉しいです!



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