古代エジプト語の生き残り?

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コプト語の歴史と現在

エジプトといえば、ピラミッドやヒエログリフなど古代文明のイメージが強い国ですよね。でも実は、**現代にまで受け継がれている“古代エジプト語の末裔”**があるのをご存じでしょうか? それが「コプト語(Coptic)」です。

この記事では、コプト語がどんな言語なのか、いつまで日常的に使われていたのか、そして現代ではどんな場面で使われているのかを、わかりやすくご紹介します。

コプト語ってどんな言語?

コプト語は、古代エジプト語の最後の段階として誕生した言語です。
紀元3世紀ごろから使われ始め、古代エジプト語をギリシャ文字+いくつかの独自文字で書き表す形になりました。

この言語は、エジプトにキリスト教が広まった時期と重なり、特にコプト正教会の礼拝や聖書翻訳に使われて発展しました。

コプト語はいつまで日常語だったの?

エジプトでは7世紀(西暦641年)にアラブ・イスラム勢力が進出し、アラビア語が行政や教育の言語として急速に広がります。それでもコプト語はすぐには消えず、以下のような流れで使われ続けました:

◼️ 日常語としてのコプト語の変遷

時代使用状況
3〜7世紀エジプト全土で広く使用。キリスト教と共に栄える
8〜10世紀アラビア語に押されながらも、農村部などで日常語として残る
11〜13世紀都市部ではほぼ使われなくなり、信仰の場中心に
14〜17世紀日常語としての使用は完全に終わるが、教会で継続
現代典礼や宗教教育、学術研究に限って使用

多くの言語学者は、日常会話としてのコプト語の使用は17世紀までには完全に終わったと見ています。最後まで話されていたのは、エジプト南部(アッパー・エジプト)のごく一部の村だったと言われています。

今も使われているの?

今でもコプト語は完全には消えていません。
コプト正教会では、典礼(礼拝や祈り)でコプト語を使用しています。

ただし、現代の信徒の多くはコプト語を理解しているわけではなく、アラビア語との併用が一般的です。教会の中では「コプト語で唱えられる部分」と「アラビア語で訳される部分」が交互に使われたりします。

また、最近では一部の熱心な信者や言語学者がコプト語を学び、復興しようとする動きもあります。ただし、あくまで宗教的・学術的な目的での使用にとどまり、日常語として復活する兆しはありません。

コプト語と現代エジプト人のつながり

現代エジプトでは、「コプト語を話せる=自分のルーツや宗教に誇りを持つ象徴」として受け止められています。
特にコプト正教徒の間では、子ども向けの宗教学校でコプト語の基礎を学んだり、聖歌を覚えたりすることもあります。

ただし、街中で「話し言葉」として使われることはなく、完全に儀式用の“死語”になっています。

まとめ:古代エジプト語は今も生きている?

コプト語は、日常語としての役割は17世紀ごろに終わりましたが、今も教会の中で生き続けている“エジプトのもうひとつの言葉”です。

また、全ての言葉が古代エジプト語からコプト語に変わっていったのではなく、同じ単語をそのまま使っていた場合もあるようです。

例えば、今でもエジプトでロバに左とか右など指示を出す言葉は古代エジプト語をそのまま使っているそうです。赤ちゃんに使う、いわゆる赤ちゃん言葉も古代エジプト語が混ざっていると聞きました。

コプト語より以前の言葉も探せば意外と日常に残っているのかもしれません。

かつてのファラオの言葉の名残が、形を変えて現代の宗教儀式の中でも日常でも受け継がれている――そんなことを思いながら、エジプトの教会を訪れてみるのも面白いかもしれません。

街中の普通の教会の普通の典礼でもコプト語は使われてますよ!

それを知るとちょっとそこまでコプトの教会に行ってみたくなってきましたね?

それでは、ごきげんよう!行ってらっしゃい!

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