【まだ日本】移住まであと35日 20年日本に住んだエジプト人夫の日本語力

夫の話す日本語は正直に言って・・・かわいいです。

とてもかわいい。

夫はチョイスする単語が優しいのと知らない言葉も自分の知っている単語に置き換えるのが上手なので、日常会話はほぼ日本語で生活しています。

夫婦間の会話は基本は日本語で、単語がわからない時には英語、それにエジプト方言のアラビア語を混ぜています。

ただ、夫の日本語の語順は英語にかなり引きずられています。

例えば「わたし、知ったない これだよ。」よくこういう話し方をします。

これを分析すると「I don’t know about this.」と同じ語順になります。

日本語を勉強する時に、聞いた日本語を頭の中で一度英語に直して、それをアラビア語で理解する方法で勉強したのが原因みたいです。

あと、耳がとてもいいんだろうと思います。聞いて覚えた言葉は話していた人の口調ごと覚えています。なので、突然「もぅ、やめてぇ」とオネエみたいな口調で言い出すことがあって、どこのおばちゃんの言葉を聞いてきたんだろうと笑ってしまいます。

それに、アラビア語にない音は苦手で「ちゃ」は「しゃ」になってしまうし、母音がエやオの音はウに近い音になっています。「猫の赤ちゃん」は「ヌクのアカシャン」です。

子猫という単語がわからなかったので、猫の赤ちゃんと言い換えていて、こういうふうに自分の知っている単語に置き換えるのも上手です。

因みに出会って10年の中で、夫がなんのことを言っているのか当てるのが一番むずかった言葉がヌクのアカシャンでした。

ヌク。。ヌク?何語だ。英語か?いや、聞いたことない。アラビア語なのか?赤ちゃんということは動物か?人間の名前か?でも今の会話の中で人間は違う気がする。とグルグル考えている私の隣で、「ヌクだよ!ヌク。知ってるでしょ!シャーっていうだよ。」と一生懸命ヌクを連呼してきて、お互いに混乱が深まったのが懐かしいです。

この時、夫は子猫がいたから拾って飼ってもいいかと聞きたかったので、私も適当に聞かなくてほんとによかったです。私は猫アレルギーだしマンションも動物禁止なので。

危うく子猫を拾ってくるところでした。

まぁ、なんで威嚇している状態の猫の鳴き真似したのかは謎です。にゃおとか言えばもっと早くわかったのに。

独特な語順と突然オネエをぶっ込んできたり個性的な日本語なので、(聞く日本人側が)少し慣れが必要かもしれないけど、十分にコミュニケーションはとれています。

日本語だけで生活するだけでなく仕事をするのは本当に大変でストレスを感じているみたいですが、会社で日本語だけで冗談を言って、冗談が通じてみんなで笑ったりした瞬間は本当に楽しく感じるらしく、そいう時はお家でも再現して楽しそうに笑っています。

病院で白い痰が出ると言いたかったのに、茶色の痰が出ると色を言い間違えてしまい、お医者さんに出血してると思われて、胃カメラをゲーゲー言いながら飲んで涙目になったり、時々失敗して痛い目にあっていますが、夫の日本語はかわいいです。

夫を見ていると言葉ってコミュニケーションツールなのだから、どんどん話してみることって大事なんだなと思わされます。

発音苦手な音があっても、語順が少し変でもコミュニケーションをとろうとすると相手も聞いてくれるし、なんとか会話もできていくものなんだなと感心させられます。

ただ、数日前にもうすぐエジプトに引越しするので、昔の知り合い(日本人)に久しぶりに電話して「もしもし?私は〇〇(夫の名前)ですよ。あなたは鈴木さんだね。」と話し始めたのは、息を止めて笑うのを堪えました。

電話口で鈴木さんが戸惑っている声が聞こえたので、余計に笑えてしまって苦しかったです。

そして夫は耳コピが得意な割に、私が教えた日本語は覚える気がありません。昔「私の奥さん」ではなくて、「私の奥様が正しい言い方なのよ。」とふざけて教えてどこかで(多分職場で)恥をかいてからいまだに信用してくれません。

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