エジプトの不動産探しの「王道ルート」はFacebookで物件を探す → 電話(またはWhatsApp)する。
これがエジプトの不動産探しでは標準的なやり方でした。
しかも、連絡先は不動産サイトではなく個人の電話番号やWhatsApp。
最初は「えっ、Facebookって怪しくない?」と思いましたが、調べてみると——エジプトではこれが完全に王道ルートでした。
この記事では
- なぜFacebookが主流なのか
- Facebookに出てくる「人」の正体
- 仲介業者とブローカーの違い
を、実体験ベースでまとめました。
【衝撃】 Facebookで物件探しをする
エジプトの不動産探しはなぜFacebookが主流?
日本の常識は一度リセットが必要
夫がSNSで見た物件にしか電話しないので、まじめに探していないのかと最初は疑ったのですが、どうもエジプトの不動産市場は、日本みたいに
- 不動産ポータル
- 宅建業者
- 登記情報が整理されたデータベース
が整っておらず、これがエジプトでは普通のやり方でした。
その代わりに発達したのが、Facebook=巨大な不動産掲示板
Facebook不動産グループの実態
エジプトには、都市ごと・エリアごとに不動産専用のFacebookグループが大量にあります。
例)イスマイリアの場合
- Apartments for Sale in Ismailia
- Ismailia Real Estate
- شقق للبيع الإسماعيلية(イスマイリア 売りマンション)
投稿内容はとてもシンプル
- 物件写真
- エリア
- 電話番号(ほぼWhatsApp可)
コメントより電話が早い文化なので、連絡は即電話 or WhatsAppが基本です。
夫と一緒に投稿を見ていると金額は記載がなくて、「本当に希望する人だけご連絡ください」見たいなことが書いてある記事が結構あります。直接電話で話して売り込む営業テクニックなのかなと思いました。
Facebookに出てくる「人」は誰?
ここが日本人の私には一番分かりにくいところ。
Facebook物件の投稿者は、大きく分けて次の3種類に分類できます。
・ブローカー
・仲介業者
・個人オーナー
連絡して話してみないとどの立場の人なのかは、わかりません。ガチャです。
仲介業者とは?
見た目は「不動産屋」に近い存在
仲介業者は、一応職業として不動産を扱っている人です。
特徴
- 小さなオフィスや看板を持っていることがある
- 複数の物件を紹介できる
- 内見の手配、価格交渉をしてくれる
ただし重要な注意点
仲介業者=日本の不動産会社ではありません。
- 法的責任を負わない
- 権利関係を保証しない
- トラブル時の補償なし
手数料の目安
- 売買価格の 1〜2%
- 事前に明示されないケースも多い
ブローカーとは?
超ローカルな「情報屋さん」
ブローカーは、不動産の職業人ですらないことが多い存在です。
正体は?
- 近所のおじさん
- マンションの管理人(バワーブ)
- 友人・親戚
- タクシー運転手
役割はとても単純
- 「この家、売りたいらしいよ」
- 「今空いてるよ」
- 「オーナー呼ぶよ」
特徴
- 書類の話はほぼできない
- 口約束ベース
- 価格は盛られがち
- 責任は一切なし
報酬
- 数千〜数万EGP
- もしくは「気持ちで」
仲介業者とブローカーの違い【比較】
| 項目 | 仲介業者 | ブローカー |
|---|---|---|
| 職業として | △ | ❌ |
| 事務所 | あることも | ほぼなし |
| 物件数 | 複数 | 1件のみ |
| 書類理解 | 低い | ほぼゼロ |
| 法的責任 | なし | なし |
| 手数料 | 1〜2% | 気分次第 |
一番注意すべき「偽・仲介業者」
Facebookでは仲介業者を装ったブローカーも少なくないと親戚からアドバイスをもらいました。
- 投稿は不動産屋っぽい
- 実態は個人ブローカー
- でも手数料は仲介業者並み
こんな質問で見極めやすいです。
- 「オフィスはありますか?」
- 「仲介手数料はいくらですか?」
答えが曖昧なら注意。
エジプト不動産で安全な考え方
実際に動いてみて感じたのはこれです。
- Facebook物件=危険、ではない
- 人は情報源、書類は別問題
おすすめの使い分けはこんな感じです。
✔ 物件探し
→ Facebook+ブローカーもOK(情報集め)
✔ 契約・支払い
→ 自分+配偶者+弁護士
❌ 書類確認を任せる
→ 仲介業者・ブローカー共にNG
エジプト(イスマイリア)で特に多かったパターン
イスマイリアだと次のようなことが多かったです。
- オーナー直売(仲介手数料なし)
- 親戚が「代理」で案内
- 内見は即日 or 翌日(でも時間はなかなか決まらない+30分遅刻は当たり前)
- 書類は最後まで出てこない(←要注意)
エジプトで特に多い注意点
エジプトでは特に次のようなことが多く見られます。
- 相続未整理
- 名義が祖父のまま
- 建築許可なしの増築
- 書類が最後まで出てこない
だから合言葉はこれ。
「人は信用する、書類は信用しない」
日本人感覚だと不安になるポイント(でも普通)
「Facebookって怪しくない?」
→ 怪しいのも混ざってるけど、それも含めて普通
〈見極めポイント〉
- 写真が使い回し
- 相場より異常に安い
- 権利関係の説明が曖昧
こういうのは避ければOK。
まとめ
- エジプトの不動産探しはFacebookが王道
- 仲介業者=日本の不動産会社ではない
- ブローカーはローカルな情報屋
- 書類チェックは必ず自分+弁護士で
エジプトの不動産は仕組みを知っていれば怖くないけれど、知らないまま進むとリスクが一気に高まります。
衝撃の物件の探し方を理解したら、次は内見です!













コメント