今回は、マハシ・コロンボ(キャベツのマハシ)とマハシ・クーサ(ズッキーニのマハシ)、マハシ・フィルフィル(ピーマンのマハシ)の作り方です。
エジプトで兄嫁から習った作り方が元になっています。マハシは常に数種類の野菜で作るのだそう。キャベツのマハシだけ作るということはしないと教わりました。理由は分かりませんが、キャベツの量と中に巻く米の量がピッタリになることはないので、他の野菜で調整するのは理にかなっているのかもしれません。
野菜に味をつけたお米を巻いたり詰めたりして、チキンスープなどで煮込む料理で、優しくホッとする味です。
各家庭で味が違うお袋の味的な感じですが、おもてなし時にも作られます。
作り方は簡単ですが、時間がかかるので、「今日のご飯はマハシだよ」と言われると「わぁ!やったー」となります!
材料(5〜6人分)
〈チキンスープ〉
- 骨付きの鶏肉 350〜400g
- 塩コショウ 適量
- クミン 小さじ1
- 月桂樹の葉 2枚
- 固形チキンコンソメ 1個
- 水 800ml
〈フィーリング〉
- 米 3カップ
- 玉ねぎ 半分
- ディルやパセリ、フェンネルなどのハーブ 適当
- クミン 小さじ1
- 塩 小さじ 3分の2
- コショウ 適量
- サラダ油 小さじ1
- トマトジュース 257ml(190mlの缶でも200mlのパックでも大丈夫)
- 水 作り方参照
〈今回の野菜〉
- キャベツ 1玉
- ズッキーニ 2本
- ピーマン 5〜6個
作り方
鶏肉を洗って、水気をとったら軽く塩胡椒(分量外)をふります。
チキンスープの材料を圧力鍋に全部入れて、水を入れます。蓋をして圧力がかかったら弱火にして12〜13分加圧。時間が来たら火を止めて自然とピンが下がるまで放置。
マハシを煮る時に調整すればいいので、この時に塩は控えめに。

米を洗いざるにあげておく。ハーブ類は刻む。
玉ねぎはみじん切りにして、炒める。少ししんなりしたらフィーリングの材料を全て同じ鍋に入れ、トマトジュースを入れた後、お米がひたひたになるように水を入れて調整する。
中火でかき混ぜて水分がなくなったら火を止める。火を止めた後もお米が水分を吸い続けるので、少し残ってるかなぐらいで大丈夫です。焦がさない方が大事。この時点でお米が固くても大丈夫です。
フィーリングは少し塩味を強めにした方が味がボケませんので、この時点で調整してください。
そのまま、粗熱をとる。

〈キャベツ〉
キャベツは洗い、芯を取る。
フライパンなどキャベツが丸ごと入る鍋に湯を沸かす。
キャベツの芯があった部分を下にして、お玉で湯をかけながら1枚ずつ剥がす。
剥がしたキャベツは芯をとって、手のひらよりちょっと小さいくらいの四角くなるようにカットする。
芯は刻んで後で使います。

〈ズッキーニ〉
ズッキーニは、ヘタとおしりを切り落として、半分に切って中をくり抜く。
ついでに味が滲みやすいように、皮を一部抜きます。
エジプトにはくり抜く道具が売っているのですが、私はりんごの芯のくり抜き器でくり抜いています。

〈ピーマン〉
洗って、ヘタの部分にぐるっと切り込みを入れてヘタを外す。中の種は振ってできる範囲で出す。
ピーマンはフィーリングを使い切るための調整も兼ねているので、キャベツとズッキーニにフィーリングを巻いたり、詰めた後で残りのフィーリングの量を見ながら何個用意するか決めてください。
キャベツの1枚台の上に置き、小さじ半分から3分の2くらいの量のフィーリングを手前に置いて巻く。両端はそのままでOK。詰めすぎたりキツく巻きすぎると煮ている時にお米が膨らんではじから出てきてしまうので、くるくるっと軽く巻いていく。
キャベツ1巻の太さの目安は、人差し指ぐらい。人差し指くらいのマハシが作れるようになると上手ねーと言われます。
鍋の底に刻んだキャベツの芯を敷いて(焦げつき予防)、その上にキャベツのマハシを引き詰める。今回は5段積みました。煮ている間に動かないように隙間なくぎゅうぎゅうに詰めた方がいいです。動くと中のお米が出てきてしまい、キャベツのマハシではなく、キャベツと味付けご飯(バラバラ)になってしまいます。


くりぬいたズッキーニに上から小さじでフィーリングを詰めます。コメが膨らむので8割5分くらいにしておくのがポイント。
ピーマンにも小さじスプーンでフィーリングを詰める。結構入ります。
時々指で押して詰めながらこちらも8割5分くらいまで詰めます。
キャベツはキャベツだけで煮ます。ズッキーニとピーマンは同じ鍋で立てたまま煮ます。立てたまま煮ることで、中の米が出てくるのを防げます。
最初に作ったチキンスープのチキンと月桂樹を取り出し、塩を足します。
それぞれの鍋にチキンスープをお玉ですくって入れていきます。チキンは焼いて一緒にいただきます。
キャベツの鍋はキャベツの上1cmくらいまでスープを入れる。
ズッキーニたちは半分以上つかるぐらいまで。
クッキングペーパーで落とし蓋をします。キャベツの方はその上からお皿などを被せて重しをします。
どちらの鍋も蓋をして最初は強火。スープが沸いたら弱火にして少し蓋をずらして40分ほど煮る。途中でかき混ぜたりはしなくて大丈夫だけど時々様子を見てスープを足してください。


それぞれお皿に盛って完成です。
キャベツのマハシは手でつまんで食べます。ズッキーニやピーマンはスプーンで崩しながら食べます。この時にズッキーニがクタっとなるぐらい煮てあるのが個人的には好きです。

今回は、キャベツでマハシを作りましたが、ブドウの葉のマハシもとても美味しいです。
ブドウの葉のマハシの場合も作り方は基本的に同じです。ブドウの葉を事前にさっと洗って塩茹でするのと、煮る時にレモンのスライスをのせるのが違うくらいです。
日本でもネットでブドウの葉の塩水漬けが手に入ります。瓶から出して水洗いして茎を切ればすぐに使えますよ。
召し上がれ!(بالهنا والشفا)


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