先日、イスマイリアのスエズ運河博物館(Suez Canal Museum)に行ってきました。
イスマイリア駅から徒歩で行くことができ、シャンペリオンスクエアのすぐ近くにあります。
入り口は警察署の正面入り口と同じ側かと思っていたのですが、大通り側ではなくシャンペリオン側でした。
料金はエジプト人は40EGP。私は外国人価格の300EGPでした。現金で支払い可能でした。
チケットの表のデザインは同じですが、エジプト人用はアラビア語で外国人用は英語で記載されています。


カイロやルクソールの博物館ではエジプト人の配偶者はエジプト人と同じ料金なのでエジプト人料金かなと思っていたのですが、イスマイリアでは適応されないと言われてしまいました。
でも300EGPの価値はありました!
博物館は単なる展示施設ではなく、スエズ運河庁(SCA)の最初の行政本部だった歴史的建造物そのものを活用していて、建物自体も素晴らしく中庭も美しくて、展示品も多く見応えがありました。建物はアラブ・イスラム様式とヨーロッパ様式が融合した建築傑作とされているそうです。納得。
歴史的建造物の保護のため、撮影制限が厳しくてほとんど写真が撮れなかったのが残念です。外の博物館の看板も写真はダメとのことでした。
でも、警備さんや料金所の人が夫のことを知っていたこともあって、アットホームな感じでした。夫は二人のことを知らなかったですが、夫の実家のエリアに住んでいるとかで握手して挨拶していました。
開館時間は9:00から16:00で結構短いので、お気をつけください。
私たちはゆっくり歩いて見て回って約2時間かかりました。
12の展示ホールに、運河の掘削から現代に至るまでの歴史を物語る約2,000点の遺物が展示されています。
スエズ運河の採掘時に見つかった古ーいお墓とお骨(ミイラではなかったです)と埋葬品、セティ1世のオベリスクの一部やハトシェプスト女王の像、古代エジプトの船の模型やティムサーハ湖に昔いた巨大なワニのミイラ、スエズ運河開通式の時にパシャが乗った馬車や馬車の御者の服、1956年のスエズ運河の国有化を報じる新聞記事などきめ細やかな展示物がとても見やすく展示されています。
スエズ運河が完成したのはフランス人のレセップスが指揮をとった1869年ですが、スエズ運河の構想自体は古代ファラオの時代からあり、セティ1世の時代に一部掘っていたというのが、最大の学びと驚きでした。
あと、イスマイリアで古代ファラオの遺物が見れると思っていなかったので、嬉しくて興奮してしまいました。
各展示エリアにはきちんと人が配置されていて、展示物について教えてくれたり進路を教えてくれたり親切でした。
スエズ運河博物館は隣にレセップスの旧自宅を改装したMaison Maxim De Lessepsというブティックホテルがあり、宿泊しなくてもカフェやレストランとして利用でき、博物館見学後の休憩ができるそうなのですが、2時間歩いて満足したので今回は行きませんでした。
そのうちまた行きたいと思います。当時の貴族的な雰囲気を残した内装で素敵らしいです。
この写真は博物館内で唯一写真を撮ってもいいと言われたレセップスの巨大なブロンズ像の写真です。最初はポートサイードにあったこの像をイスマイリアに移動したとのことでした。

イスマイリアには二つの博物館がありますが、スエズ運河博物館はここ最近整えられた博物館で、とても綺麗に整備されています。
子供の校外学習とかぶってしまうと少し騒がしい時もありますが、落ち着いて見れると思います。
もう一つの博物館のイスマイリア国立博物館 (Ismailia Museum of Antiquities)の方は、2019年に行ったきりなのですが、結構小さくて展示物に何も説明書きがなく、見て歩いていたらいきなりミイラが出てきてびっくりした思い出があります。床にとても素敵なモザイクタイルが雑に展示されていたのも覚えています。
もしかしたら、再整備されて充実したかもしれないので、また行ってみようかな。スエズ運河博物館からちょっと歩きますが、徒歩圏内です。
いい博物館だったので、イスマイリアにいらした際にはぜひお出かけください!


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